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手で破かれた赤いハート

理想と現実

華やかに見える美容師ですが…

美容師という仕事に理想を夢見ている方はたくさんいます。
美容師に絶対になってやるという夢を抱えていて、その夢を叶えるために様々な努力をして美容師になろうとしているのです。
そんな方々の一人が私ですし、私も美容師にいつかなってやるんだという気持ちで頑張っています。
私が美容師という職業に憧れた理由の一つはとても華やかでやりがいを感じることができそうな仕事だと思ったからです。
確かに美容師の世界には華やかな側面がありますが、どのような世界であっても華やかな側面があれば、辛い現実もあるのが普通です。
美容師という世界も華やかな一面だけではなくて、実際には色々と大変なことが多い世界でもあります。
そもそも、美容師を目指せば誰でもなることができるというわけではありません。
美容師という仕事は高いスキルが求められる仕事であるため、誰でもできるというわけではないからです。
ある程度の才能が必要となりますし、美容師になるための努力をする必要もあります。
その努力をする途中で諦めてしまう方も多いのです。

お客さまの髪をカットできる美容師になるには

美容師になる前には、アシスタントとして働くことになりますが、そこでの仕事も辛くて大変なことが多いです。
毎日、美容院で働き続けて、仕事が終わった後にやっと自分のためにカットの練習をすることができるのです。
時間的な拘束が長いというだけでもかなり心身を消耗させます。
本当に自分は美容師になることができるのだろうかという不安も生じます。
実際に美容院に入店した方でも半分以上の方は途中で辞めてしまうことが現実なのです。
また、たとえ美容師になれたとしても、仕事が継続してあるかどうかは分かりません。
美容院は競争が激しい世界であるため、安定しているように見えても、すぐに潰れてしまうこともあります。
特に流行りの美容院などは一見華やかなようですが、ブームというのはいつか去ってしまうので、何十年も同じ店が賑わい続けるのも難しいのです。
このように美容師の世界は華やかなだけではないということは深く理解をしておくようにしましょう。
そうしないと、後でこんなことではなかったと悔やんでしまうことになります。
どのようなことがあっても自分は美容師になってやるんだという意志が大切です。
美容師は決して給料が良い仕事というわけではないですし、労働環境も良いというわけでもありません。
これから美容師を目指そうと考えている方はきちんと将来のことを見据えて決めましょう。